嘘松
嘘松(うそまつ)とは、主にTwitterでみられる創作実話(実体験という体裁の作り話)を揶揄した呼び方。元々はアニメ「おそ松さん」ファンの腐女子がTwitter上で語った下記の「体験談」を指したが、2018年現在では嘘くさい話全般に対して使われる。類語にラルキ、マックの女子高生などがある。
概要[編集 | ソースを編集]
おそ松ファンの腐女子が自らの妄想を実話として漫画にしたものをTwitterに投稿し、更に後日談まで作っていたことが2ちゃんねるで晒されたことから生まれた言葉。「嘘」と「おそ松」、なんでも実況J板の「大松スレ」に由来する「○○松」というネタを合わせたもの。従来の「創作実話」よりも短くかつ語呂も良く、蔑称の意味合いが強いことから急速に広まったものと思われる。
初出は不明だが、2015年12月15日には既に「【悲報】嘘松ニキまだ現れない」というスレが存在している。
なお創作実話自体は決して最近の流行ではなく、2ちゃんねるでは2000年代前半頃から有名な創作実話コピペが多数存在する。
経緯[編集 | ソースを編集]
2015年11月23日、Twitterユーザーの腐女子「狐十子」[1]が、「教習所でアニメ(おそ松さん)のキャラクターそっくりのイケメン男性に遭遇し、話してみたら境遇までそのキャラクターにそっくりだった」という内容の漫画を投稿した。
【実録】仮免の試験受けに行ったらリアルおそ松お兄さんに会った話を聞いてくれ!!!!!!
さらに12月12日、以下の後日譚が投稿される。
【速報】俺氏、教習所にて再び件のお兄さんに出会い「俺のことTwitterで描いてました?めっちゃ面白かったですありがとうございます!おそ松さん?見ましたよ~凄く面白かったですwあとフォローさせていただきました!」と言われ無事爆死する
この一連のツイートが嘘臭いとして2ちゃんねるで晒され、フォロワーに該当する人物が存在しないことから創作だったことが発覚。更には以下のような過去の妄想ツイートまで発掘され、炎上状態となった。
席替えでクラスのイケメンと隣になっちゃって「俺の隣で光栄だろ」って言われて思わず「ハァ?」って返したら後日「君の俺に対する汚物を見るかのような目が快感になってしまった...付き合ってくれない?」って言われて新しい扉を開けてしまってなんだか申し訳ないと思ったけどさすがに断った。
関連用語[編集 | ソースを編集]
マックの女子高生[編集 | ソースを編集]
Twitter上でみられる創作実話の一種。「不真面目で頭もあまり良くない女子高校生」が、そのステレオタイプ的イメージに反して「深い」発言をしていたのをマクドナルドの店内で耳にした、という構成のもの。発言の内容は時事ネタを絡めて世相を斬るようなものが多い。